2024年01月25日

11月24日単独猟はカモシカ 他


一昨年の台風で、山は、激しく荒れ 竹林は、崩れ 田畑も大きく損傷した中を 歩き 
急峻な坂を上って行く
犬の動向に注意をはらいながら、平らなホツが、見え、一息つける頃だった・・かすかな
啼き・・・かなり下だ。・・GPSで確認すると、沢だ・・・猪の寝屋になる場所でもあった

迷わず 下がる・・・近くには、一平がいる・・・猪なら、3頭で行くだろうとは、思いつつ
沢へ向かう・・・啼きは、どうも ショータのようだ・・沢に着く頃には、カモシカかも?

苦労して、上った山を駆け下り、沢上流へ100m・カモしか確認・・・やはり、ショータだ
ミクはとうに諦めている・・カモシカに行く犬がいると、他の犬が引っ張られる事がある

猪がいる里山では、カモシカ 鹿には、行かない犬の育成に努めて来た 故カナは、啼け
ば、必ず猪を止めている時だった・・ショータは、京都福知山のT氏の犬 牡親は、和歌山
H氏 紀州3大名犬 イチ系との触れ込みだった・・・しかし、系統が 明らかに違う

どこかで、純日本犬とは、違う系統が混入しているのだろう・・私は、追跡時、啼く犬は、
洋犬系の混入を疑う・・・猪も止めれば、激しく吠える・・・ショータは、鹿でも、時々啼く

長い歴史を持つ 日本犬は、放し飼い時代が長く 洋犬輸入により、混血も多く成り、
血統を守る為 保存会が出来て行った しかし、展覧会系の保存が中心になり、狩猟犬
であった筈の 日本犬、猪犬とは、少々別物になったように思います

日本全国で、こだわった猪犬、紀州犬を育成する 人達は、激減していて、ブリーダー
も、そんなこだわったなら、全く商売は成り立たないだろう  これは、他の犬種にも
言えることだ・・・甲斐犬は、黒ばかりになってしまった…ブチ 茶系と色々いた
紀州にしても、しかりである

カモシカお追ってしまうと、その日の 狩猟が台無しになる・・それにしても、今回で出猟
⒛日・・・初猟で、子猪を犬あ咬んで以来 全く猪に出会っていない ・・・鹿ばかりだ
豚熱がこれ程とは、何とも、言いようがないですね



葡萄(シャインマスカット)剪定終え 冬消毒硫黄石灰合剤散布 終え、ビニール張りしました


これは、ネーブルに青島を接ぎ木しました・・・・成功するか? 前回接ぎ木し 今年、2果青嶋が成ったのですが、結構おいしかったので再調整です
  


Posted by やまちん at 16:13Comments(0)

2024年01月16日

狩猟犬 久しぶりGF


ゴルフ人口減少傾向にあるという事です・・その,原因 1、価格問題 2、4人でのプレーに成る為、ゴルフ友人が作れない 3、ゴルフ クラブ他、資本が掛かる等との事でした

私も、本来、かなり、多忙で、なかなか ゴルフ機会がないのですが、2カ月 1回のコン
ペがあります・・・それに参加しております・・・どうぞ、参加機会、おありの方、参加できま
すので・・・月始めの 月曜日開催です…3月は・富士ロイヤル 西コース開催です



今回は,富士リバーサイドCC・・富士山が、美しい、風光明媚なコースです
友人の会社会長熊ちゃんと葡萄畑を持つ望っちゃん そして、85で回った岩崎氏とのラ
ウンドでした・・・私は、あいも変わらず・・・OB4回も出し・・・90代・・・・ん・・・


<狩猟探訪>狩猟犬について・・・・


私の父親は、営林署職員で、山に精通し、大物猟師でもありました
また、兄も、私も、親の影響を受け 狩猟に従事・・兄は、20代早い時期に、山梨県甲府
の甲斐犬ブリーダー田中誠氏の師事を仰ぎ 3年程 研修で、住み込んで、研究した程
でした・・・・今から50年前位かも・・・・
当時、田中誠氏犬舎は、甲斐犬50頭以上 狼3頭 熊1頭飼育していた・・今では、考え
い程の規模だった・・・その熊にお婆さんが、餌を与える際、熊に咬まれ、腕を引きちぎら
れ熊は殺処分されました
兄は研修後、狩猟犬訓練所を立ち上げたのですが、・・・その後は、元々、職人だったの
で、その方向へ進んだのですが、長い間、甲斐犬を使用した猟が主体でした

甲斐犬の特徴は、日本犬中、悪場での強さは,ピカ一です・ほぼ垂直な切り立った崖でも
ためらいなく、移動し、大物に対しても、ですが、山鳥に対しても、教えなくても、自然と
対応してしまうのです

当時の状態は、今とは、全く違い、猪も鹿も全く少なく、特に猪は少なかった
猪の価格が ワタヌキ1貫目 ¥10000と、今では考えられない貴重な物でした

対象大物は、鹿 奥山では、稀に熊でした・・・その為 啼く犬が求められた時代でもあ
り、次第に サツマビーグルに代っていったのです

私の子供の頃は、毛皮も売れる時代で、鹿 熊 カモシカ 狐 狸 テン ムササビ等 
皮買が、定期的に狩猟家の家に買い付けにやってきました
その為、毛皮を傷つけない様、撃つにも、気を使った様です・・・夜撃ちも行っていました
山仕事師は、座る時に使用する、腰から、皮を下げていました・・カモシカの皮です
鹿では,毛が折れます・・カモシカは毛の密度も多く折れません・・・鹿かを判断する
時、毛を折って見れば、わかります


最初は、父が持つ犬 兄が持つ犬を自由に使えたので、甲斐犬 サツマ 地犬頭使用していました  しかし、
静岡辺りでも、次第に猪が増え 奥山での鹿猟に加え 猪猟もやる様になると、次第に日本犬での猟も多く成って来たのです
最初は、サツマ、アイヌ犬を譲り受けたり、紀州とブルテリF1を買ったり、紀州犬は、鈴鹿
の江藤犬舎の犬を購入しました・・・この犬、1年目 最初の山入りで、何かを咥えている
と思ったら、なんと 猪の生足・・・引きちぎってきたのです・・・また奥山での鹿猟では、
3又の鹿を完全に止め、私が鹿に発砲し、外しても、鹿は逃げず、再度撃った事がありま
す・・・この紀州 他犬との相性が極めて悪く、並んで紐で、引いている状態で、いきなり
横の犬に咬みつく事があり、・・・やむなく、愛玩イヌに・・家の中で、・・・家の中では、稀に
見る優等生で、誰にも好かれる存在になりました・・番犬には最高でした

紀州犬は、兵庫の今は,亡き、古家氏から、数年に亘り 7頭 譲り受けました  その内
1頭は、受胎した犬でした・・・古屋氏から・・もう、全ての系統を渡したので、与える犬は、
有りませんと言われました

犬の良し悪しは、犬の血統にも因りますが、飼う人の状況 狩猟の腕の良し悪しで,犬の
性能が決まる事も大いにあると思います

どんな名系のツルでも、訓練の仕方、飼い方によって、駄犬にもなりえます
日本犬は、えてして、我が強く、飼い主が しっかり 服従の関係を付けないと、時として
人を咬む犬にならないとは、限らないのです・・・今は、犬を叱る事を嫌いますが、駄目な
事は、毅然とした態度で臨まないと いけません


古家氏は、犬の受け渡しを 生後35日だとしていました・・・それは、犬に知恵が付いて
しまうからだと言いました…右側 テツ 生後45日で来ました…これが、慣れるまで 一苦
労しました・・・・紀州犬の犬種の性格を理解しいと、なかなか 飼う事は、難しいと思
います・・・・洋犬との混合狩猟は、犬どうし性格がまったく違う為 やらない方が賢明です

洋犬の方が、地鼻を使い、早く匂いをとり、匂い啼きを開始し、やがて、本啼きに移ります
この時点で、日本犬はまだ、追跡に移れないのです・・・日本犬は、立鼻といい、流れる
匂いを読み取り、瞬時に反応するのですが、洋犬との混合では、日本犬の持つ動作を
奪われてしまいます・・・・匂いを取る能力は、洋犬軍配があがります・・・・・が
猪との距離 闘いの間合いなど 切れ・・・などは、日本犬が上回るかとおもいます
初めて,日本犬を使うと、追跡啼きが無く、信頼する事が難しい一面ああるのです

私は、京都福知山からも、1頭譲り受けたのですが、近年は、性能重視で、やる犬と言う
事で、どこかで、他系の血を挿入する話を耳にしました・・この犬の台牡は、和歌山のさる
名の知れた方です・・・紀州3大名犬 イチの血を引く・・との説明でした・・・しかし、台湾
犬の血が混入している・・噂があるのです

犬を作ると言う事は、血統が良いから、名犬になる物ではないのです・・・
大金をはたいたから、名犬になるとは、限らないのです・・・その人が、いかに、どれ程
努力をしたか、どれ程、猟技が備わっているかにも、大きく左右します・・・・・また、買った
犬の元に苦情で言う事は、ナンセンスかと思います・・・自分の犬を育てる技量 熱意
さらに 全てが、良くなる 保証などある訳などないからです・・・全てが自分にあるのです

日本犬は、追跡啼きがありません・・・万が一追跡啼きがあれば、洋犬の混合犬の疑い
があります・・・・

自然界の肉獣・・・狼 ライオン 豹 等、追跡啼きはありません・・・紀州犬も優秀になれ
ば、猪の寝屋まで、急襲し、初めて、吠えるものなのです・・・

啼かない為、時に油断したり、犬の信頼が緩んだりする事も多々あるのです・・どんな時
でも、犬を信頼する事です・・・啼いたら、必ず、すぐ、駆け付けるべきです

予断ですが、私の偏見かもしれませんが、尾は、巻尾では無く 太刀尾 指尾が、良い
様に思います…山を抜けるには、摘している様に思います 巻尾の狼は見た事がないのです

mail hiromi,go,9979@au,com



   


Posted by やまちん at 23:04Comments(0)

2024年01月13日

果樹 春野菜準備に多忙


葡萄 害虫 病気対策に 休眠期 硫黄石灰合剤散布するのですが、その前に・古皮をナイフで落とす作業をします
昨年の巻ツル 余分な枝・・・当然剪定もします…これが、結構 手間作業です

これは、自宅の葡萄棚・・・夏、犬舎の暑さ対策にもなります・・・放射状展開で、自由剪定型です・・・200~250房出来ます・・・・品種は紅瑞宝 作付の一番少ない品種です
甘さ等 最高ですが、実がぽろぽろ落ち易く、輸送に難点ありです

他にシャインマスカット 巨峰 藤稔 ピオーネ ゴルビーも植えてあります

柿(治郎)・・これも 剪定と古い皮むきが必要です・・・残してしまうと、病気になる 可能性が増えるのです


ポポーの花が、しっかり、見えてきまし

木は2本あります、かなり大きな木に成り易いので、剪定は、しっかり、必要で

非常に 難しい果実で、マンゴーと同じ様な 収穫になります・・・つまり、落ちた時が、収穫時期で、収獲から、3日位しか持たないのです

クリームの様な食感 味は、バナナに近いかな


プラムです・・2本あります 他に杏 梅2本 林檎2本 3年目の苗木2本あります・・・・また、柑橘類3本  果樹は、結構虫も付き易く ハダニ カイガラムシ アザミウマ等々
その度 消毒あ必要です…今回も マシン油散布したばかりです

2月に入れば ジャガイモ植え付けです・・・その畑作り等々 今から より、多忙になります

  


Posted by やまちん at 16:16Comments(0)

2024年01月01日

門松制作 名犬逝く


年神様を迎える・・・正月飾り 門松作りました・・・我が家用と娘宅用です(下)
狩猟で山をやる事で、全ての材料が揃います  藁だけは、猟友が米作りしていますので・・・・





写真は共に2年前の猟果です
名犬カナ・・残念ながら、天寿全ういたしまし

感謝のいたりなんですが、なかなか、これ程の名犬は、作出は、難しいものです
猪を吠え、止める事は、まあまあ出来る事は
あります・・・猪を引き出す猟という話は、聞きます・・しかし、猪を完璧に止める猟とは
と言うと、中々 おりません  そして、猪の攻撃を 止め切る犬は、カナ以外に見た事は
ありません・・・・私も 咬み犬系統の、名犬 タケシ テツ(古家系紀州犬〉と飼いました
カナは、全く違う、吠え止め系統です・・・巨猪との距離2m~4m位で、激しく吠え、止め
ます・・・動き回る動画を よく拝見しますが、全く違うのです
深いシダの中 全く見通しがきかず 撃つ事が出来ない中、30分止め、猪が耐え切れ
ず逃走する・・しかし、逃走する瞬間が解らず、数分時間を置いて、再度、追い詰め、50
0m余追い 再度止めた事が何度もあり、その時は、完全に猪が見える状態だった
単独で 3回出猟すれば、1頭は、獲ったものだった・・・それも 殆どが大物だった

そもそも、引き出し猟という猟は、猪が、シダ、荒れ竹林などに入っていて、それを犬が
啼き、うるさく思った猪が、犬に攻撃を仕掛ける為、飛び出してくる状態を撃つという事だ
この方法は、ビーグル系でも可能だ  しかし、完全に、透けた様態で、止め切る事は、
相当、優秀でなければ 中々、出来ない・・・・まして、勢子が、枯れ木 枯れ竹を踏んで
音を立て、迫って、仕留めるには、猪が犬と極端に真剣勝負をして、犬に集中していない
と不可能なのだ…犬の止めが、弱ければ、人の気配を感じ 逃走する、また、追って
止めても、勢子が、バリバリ音を立て迫れば、また逃走するのだ

犬は、猪と危険すれすれの 間合いを測り 攻撃を瞬時に回避出来る状態を作る
これが、5mを超える間合いだと、犬は安全だろうが、猪に余裕が出来 次の動作に
移行出来るのだ…こんな事は、教えて出来る物ではない・・・血統と犬の持つ性格なのだ

私は、犬に鈴は付けない・・・付けても、変わらないという人もいます・・・しかし、犬が
命掛けで、真剣に戦っている時には、余分な状態には、したくないのだ

私も ベテランの域になり、これ程の名犬を作出する事は、もう出来ないだろう
カナを失った事で、保有犬は3頭になった・・・カナの直系ミクがいるが、咬み止め系で
カナ程にはなりません・・昨期は、2度の瀕死の重傷を負い やむなく 防牙チョッキを買っ
た・・・・それにしても、今年は、極端に猪が減っている・というか全く、出会っていないのだ・・・・豚熱なのだろうか・・・・・・・

  


Posted by やまちん at 01:18Comments(0)