2019年06月28日

希少品種猪犬紀州

K氏(静岡) Y氏(島田) 私(静岡)3人で協力しながら、猪犬紀州を保存して行く事にし
ている
紀州犬そのものが、絶滅の危機に瀕している。 紀州犬だけではない。四国犬も例外で
はない
そもそも紀州犬とは、熊野一帯に猪犬として、生息していた狩猟犬を紀州犬と名付けた
名称なのだ今は、展覧会系の白犬を紀州犬とされていることから、元々の猪犬を 熊野
地犬とか単に猪犬と呼ぶ・・・・・こだわりの人も 結構いるものだ


27日 Y氏が、京都福知山から 新たに子犬を買い入れたと 私の処へ子犬を連れて来
た。彼の持ち犬 私のタケシの兄弟犬が死亡し、残る2頭は、14歳と9歳・・・私の子犬
誕生まで、待てなかったようだ

希少品種猪犬紀州
左から カナ(牝9歳) タケシ(牡14歳) ミク(牝5歳) ショウタ(牡1歳) 猪犬は、 優秀
なツルが絶対必要で、4歳~5歳になって、本格的に、一人前の犬になる
活躍できる期間は、6~7年と短いものだ。・・・・・・・優秀な犬を作出出来れば猪猟は、難
しいものでは無いのです。  数十年連続で優秀犬を作出するのは、至極大変なのです


希少品種猪犬紀州 手前の犬は、H30年のこの猟が現役最後でした  茶のカナも9歳 あと3年出来るかど
うか・・・・・私の住まいは、住宅地内にあり、犬の飼育もかなり、限度がある。
以前は、会社の敷地内に飼育出来 多い時は8頭いたが、今は4頭が限度かな

希少品種猪犬紀州この猟は、H31年3月13日 終盤の単独猟です。この日は、協猟を約束していて、体調
不良で、仲間との猟を断り、それでもと、小雨のぱらつく中・・・・日陰山に、鹿のウツが
あったのを思い出し出かけました・・・・・低い山の中腹を犬に合わせ移動・・・・・・ミクが
啼いた  啼けば、猪だ。それも、止めた時だけなのだ。純粋日本犬は、追い鳴きは無い
100%近く止める・・稀に飛ばしてしまうときもあるが、また、別場所で、止める事が多い
猟期が延長されても、11月末までと3月の猪は、はっきり不味い…獲るべきではない!


希少品種猪犬紀州
南アルプス 深南部黒法師岳から続く尾根上にある 千石(1676m) 広大な原生林が続
く別天地です。鹿の寝屋そのもの・・・・・ただ、尾根を越えれば、門桁 水窪にもつながり、
寸又峡温泉にも繋がります・・・・つまり、追い切る犬は、使うのが難しいのです

切れが良く、(戻りが良く)、猟欲があり、悪場にも強くなければなりません この場所では、猟系紀州が最適なのです

千石も 静岡発4時30分 山犬段到着7時30分 極端に危険度の高い林道を経て荒れた千石沢を上り 千石平到着10時30分 狩猟3時間余(解体入れ)帰途2時 重い鹿肉を背負い危険な林道で、暗くなる・・・・・今はここまで行く猟師は皆無だ

希少品種猪犬紀州 この犬は、タケシの血が50%入ったF1です。タケシの血が色濃く出て、咬み止め主体の犬です(3頭います)猪と格闘する犬は、猪にやられる事が多く、私は、好きではありませ
ん Y氏は、この犬で、猪猟が180度変わり、獲れる猟になったのですが、現在6頭いる
犬 全てをゆくゆくは、純日本犬(紀州)に出来ればと 伝えては、あります・・・・
私の1歳の牡犬と5歳の牝犬との間の子犬誕生を待っている状態です

この犬6歳 子犬を渡す頃は7歳になり、子犬がやる様になる頃には、10歳を超えます
猟犬は、愛玩犬ではありません・・・・・計画的に作出しないと すぐ詰まってきます
F1と言えど 洋犬の血が入った犬は、猟性能にムラがあり、次の子を作る時 確実性に
欠けます。  一度飼育した犬は、猟性能に関係なく、一生飼育しなければなりません

<追〉・・・猪犬作出は、犬を訓練する 猟師の技術にも大きく影響すると思います

山口県の三分氏が命名した山代犬(紀州の熊野系)を島田の猟仲間が使役していた

しかし、山代犬が、優秀だった事は全く無かった。・・・・これだけでは、犬の性能を推し量
る事は、出来ないでしょう
彼は、犬には、鈴を付け、ビーグル系犬と混用していた。 また、猪を撃ち止めた場所ま
で犬と共に勢子が来た事も無かった

日本犬、紀州系は、追い鳴きする事は、有りません・・・古家氏曰く、追い鳴きが出る犬は
洋犬の血が混じっているのだろうとの事、鳴けば、犬自身の存在を獲物に教えてしまい
狩りが成功しない・・・・従って、犬に鈴を付ける人を見かけるが、紀州系に鈴を付けては
犬の性能を殺してしまう

洋犬との混用も避けなくては、ならないのだ。・・・洋犬は、地鼻と言って、地面に鼻と付け
るように、獲物の匂いをかぎ分け、匂いを取れば、鳴き始めるのだ。
グループ猟では、犬が啼くという事は、犬の場所を知り、獲物を追い始めた事を知らせて
くれる為、洋犬での猟に慣れたグループは、日本犬だけの狩猟には、成りえない
しかし、洋犬では、追う獲物の対象が、猪とは限らず、ウサギ カモシカ 鹿も追う
猪猟中では、無駄も物凄く多いのだ
紀州系の猟は、空中に漂う匂いを拾う事が多い・・・高鼻という・・・匂いを取る事だけを
言えば洋犬の方が、早い・・・この時点で洋犬が啼きだしたら 紀州系は、獲物は逃げて
しまい本来の性能を発揮できない。・・・足は、断トツに紀州系が早いがそれを生かせない

紀州系で鹿猟をやると、全く啼きがなく、突然、鹿が口から泡を吹いて 全速で跳んで来
る。犬は、鳴くと言う猟に慣れた猟師は、鳴かないのを欠点と捉え、鈴を付けてしまい
本当の紀州犬の猟性能を殺してしまうのだ。。。。。。。。名犬を並の犬に育ててしまう
 
私の紀州犬は、猪猟場であれば、鹿がいても、猪以外は、追わない。啼くときは、猪を止
めた時だけである。・・・・獲って、咬む事によって、猪猟の意欲を増大させているのだろう

犬自身が追った猪は、匂いで判る。確実に仕留めた場所まで、犬が行かなければ、犬
は、犬自身の猟が終結していない。 勢子は、タツマが、撃ったからといって、犬を連れて
狩猟を終えてはいけないのだ。 



Posted by やまちん at 22:04│Comments(0)
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