2022年01月11日

猪激減・・鹿猟へ

猪激減・・鹿猟へ猪激減ではあるが、全くいない訳では無い
猪がヌタ打った跡が 木に付着している

しかし、その跡は 高さがたった、20㎝程度
明らかに、子猪だ。・・・とても狙う気にはな
らない

9日は、大根が、葉っぱどころか、本体まで
喰いつくされていた・・・鹿の仕業である

この日は、ベテラン3名 若者3名 総勢6名 結論から言えば 猪は全く出ず、鹿は8頭
出た。・・ベテランY3発 YMが3発発砲  若者Mが3頭見 Sが2頭見 見なかったのは
勢子の私だけだった・・・・全て外した           (上の写真は、前回のものだ)

鹿を見たという・・・これ、タツマ’(待ち)失敗である・・鹿が通った場所が・待つべき場所
鹿という動物は、極端に臆病で、僅かな 変化を感じ、逃走を図ってしまう

普通の話声で、200m以内の鹿は、間違いなく逃走する。待ち場に着いて、弾丸装填音
無線での通話、あらゆる音 全て、出してはならないのだ・・・・木化け 石化けに徹する
いわゆる・・・忍者にならなくては、いけない・・・・なかなか、これが出来ない

若者の場所では、鹿は見ても、発砲には至らなかった・・原因は何か? 各自考えなくて
はいけないのだが、・・・待ち場のミスか 鹿に気取られたか・・・このどちらかなのだ

例えば,川待ちの場合、鹿の来る方向に石を積み 木の枝あるいは ススキ等を前に立
て、自分の姿を隠し、銃は横に置けば良い・・火は燃しても、前から、火の粉が見えては
行けないが、煙はかまわない 周りを確認する時は、目から動かし、次に顔を動かせ

鹿を確認したら、銃を手にするな・・・50m以内まで引き付けてから、素早く銃を取れであ
る・・・狙うのは、アバラ3枚・・弾は必ず遅れる・・従って 前足付け根を狙えば、アバラ3
枚(心臓)に入る・・  原理は、山の中でも同じである

また、鹿が、2頭来たら、後ろから狙え 前を撃ってしまうと、当たっても、鹿が倒れれば
後ろの鹿は、極端に方向を変える…最初が外れれば、全ての鹿を獲り逃してしまう

後ろから狙えば、1発目が、後ろ 2発目は、目の前の鹿になり、まず、外す事はない
一番悪い、鹿射撃は、鹿が見えた、その時,、銃を手にする 又は、狙ってしまう、すると
鹿は、射手との距離もあり、余裕を持って 人を気取り、逃走方向を変えてしまう

使用する犬種に因っても、鹿 猪の逃走が違う
例えば・・一般的なビーグル(ハウンド系追跡犬)の場合 「ワンワン」啼きが入り、
地鼻で臭いを取る為、追跡速度が遅い、優れている点は、失探しない事、追っている
方向、場所が解る為、待ち場では、解りやすく、射撃準備がしやすい

欠点は、追跡速度が遅いという事は、鹿、猪と距離が離れてしまう 獲物の逃走速度
が遅くなり、逃走に余裕が出来、その為、獲物の警戒心が強くなり、待ち場の僅かな
音 変化を気取ってしまう・・・川待ちを山の中腹から、見付け、川へ落ちなくなる事すら
ある・・・・また、犬の付かない獲物は、ゆっくり、動く・・待ち場は、本当に動いたら、撃
てない

私の様な、紀州犬での狩猟は、長時間の追跡は、ビーグル系が勝るが、猪止め芸では
ビーグル系とは、比較にならない・・・匂い啼き 追跡啼きが全くない・・猪なら、寝屋に
突入してか、啼きが入る 猪にとっては、いきなりの戦闘状態になる
鹿を追跡した場合、撃ち手には、鹿が跳んで来るタイミングは、全く判らない。。いきなり
目の前に、鹿が跳ぶ事がある・・逆に鹿と犬の距離が近く 鹿の速度が速い

タツマ(待ち)は犬の特性を熟知し、犬種に因って、また、犬の性格を見極める事が大事
なのだ・・・・また、対象が鹿か猪かで、跳ぶ場所も違ってくる

今の狩猟の服装は、極端に派手で、物凄く目立つ・・動物の毛並みが、迷彩色になって
いるのとは、対象的だ。・・。僅かに動いただけで、鹿は、必ず気取ってしまう

若者に猟技を教える事は、中々大変で、頭、首を狙うとか」 スコープ付の銃を持つ者が
いたりする・・・スコープ可変3~9倍は、100mとかの遠距離射撃には有効でも、30m以
内を疾走する鹿 猪には、まず、スコープ内に捉えることすら出来ない

猪は、撃った後 引きずる事が出来るが、鹿は、同じ事をやったら、血だらけの肉になり
食い物にならない・・・内臓を抜いたら、頭を中に入れ 前足 後ろ足を縛り、連尺で
背負う この時、血がべったり 背中に付くのを防ぐ為、ゴミ袋を背負う鹿と背中の間に
入れる・・・・どうしても 引きずるなら、木の枝、5~6切り、それを、縛り、その上に鹿を
乗せ、固定して、引く様にすれば、 肉は傷まない ・・・・鹿肉が、犬のおやつに、最も
適しているのではないかと思う・・・生肉でも、干しても良い 





Posted by やまちん at 20:34│Comments(0)
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