2016年09月03日

狩猟者講習会行って来ました



 今年も猟期前の狩猟者講習会が開催されました・・・・・9月 1日 行ってきました
 無事故 無違反 を目的にした講習会です  安全は当然の事ですが  狩猟を通じて  少しでも 
 農業被害を食い止める手段の手助けになれたら・・・・そう 思っております

 鹿 猪を減らして 農業を守る事は 現実は・・・・結論から言えば極めて難しい・・・・・
 上の写真は 千石平(1676m) ここまで来る猟師は 全く おりません  この付近には 高密度
 に  鹿が生息しております  このすぐ奥には広大な禁猟区が存在します  門桁から ヨシナ沢
 都沢 を終点まで くまなく歩いた事があります  禁猟区ですから 当然鹿を見かけます
 その数は 1日で30頭を越えました・・・・・・また房子山では 数える事が出来ない程の鹿に遭遇
 しました  牝鹿は 確実に1年に1頭は出産します 単純計算で 50頭の鹿から 牝半分として
 25頭増える事になります・・・・・里でどのように 駆除しても 増産地域がある以上  適正管理は
 不可能です



 この写真は 昨年の単独猟・・・・・80kgを越える 巨猪でした  昨年出会った猪は 全て 巨猪
 原因は 子猪が罠で捕獲され  知能の高い 猪が生き残った為と推測しています  近年の猪は
 豚との混血があり、 出産頭数が 7~10頭と多産になっているのではないかと思ます

 有害駆除という方法にも かなり疑問があります  私自身 今まで数百頭 獲って来ました
 しかし  たった1度も 有害駆除要請はありません…力になりたくてもなれないのが現状です
 狩猟期において  私の 野生肉専用の冷凍庫は 120kg以上は保存できません 満タンになり
 次第  狩猟自粛しています・・・・行政も有害駆除資金を出すのであれば  狩猟者全員に均等に
 ご配慮願えれば有りがたいのです  また 野生動物の肉を有効に処理する施設建設など
 知恵を絞ってもらえないかと思います




 昨年期狩猟中 違法での罠設置で サルが掛かっていました。 違法は違法ですが 農家の方の
 心情も理解出来なくもありません・・・・・・あまりにひどい罠については 警察に通報しました しかし
 私 立ち合いの元 警察 市役所 林業事務所 3者が揃わないと 事は済みませんでしたface07

 狩猟者講習会では 狩猟の事には全く触れません・・・・・・少し理解不能の かなり古いビデオも
 ありました・・・・・誤解を恐れず お話しするなら  鹿、猪猟で 待ちに着いたら 極力 音は出す
 べきではありません・・・・無線での話は 200m先まで聞こえます 銃に弾を装填する音は もっと
 先まで聞こえます・・・・・・これで 鹿 猪が待ちに掛からない時 その本人は失敗した事すら解らな
 いのです  また、猪 鹿を目で確認してから 装填するというのは 100%捕獲出来ません。いや
 発砲すら出来ません・・・・装填動作 音で、まず 方向を変え逃げます  仮に装填出来ても
 全てが 遅くなります  慌てて発砲する事になり  さらに 危険が増して来ます
 <ビデオ映像>では 2連銃を折った状態で弾を装填しない状態で、猪 鹿が現れてから、装填
 する状況でした。・・・狩猟現場とは あまりにかけ離れています。実態にあった状況で安全を啓発
 した方が良い・・・気がします。警察官が所持する拳銃でも 薬室以外は、常に弾が装填されていま
 す。安全と 緊急に対応するベストの対応でしょう。銃に弾を装填する時間は、最低10秒は掛かり
 ます。あらゆる状況に全く対応できません。このビデオは、弾を装填する事は出来ない事になりま
 す。 安全は徹底して追及すべきです。 待ちについた状況での装填が、危険とは思えないのです

 以前 川根本町 榛原川のホツで鹿猟中 カモシカが私の方向へ跳んできました  木化けに徹し
 みじろきもしないで  どこまで 寄せれるか やってみました 20mが限度でした  派手な狩猟
 チョッキが災いしたのか・・カモシカが私を視認してしまったのか ウツ上にいた為かもしれません
待ちに着いたら 出来るだけ 動くという動作はしない事です ギリギリまで引き付ける事です
 
 2年前の単独 猪猟中 猪の寝屋での攻防中 タケシが巨猪に追われ 私の方向へ上ってきました
 その後ろに巨猪が見え  頭を狙い 引金を引いた・・・・「カチ」不発だった。 自動ライフルですから
 遊底を動かすだけで 次弾装填が出来ます・・・・・ところが 猪は、急に反転 あの 騒然とした寝屋
 へ逆戻り・・・・猪が迫った時 巨体で 雑木を揺るがし 相当の音が出ていた にも関わらず 撃鉄
 のほんの 僅かな音に反応して 逃走した・・・・いかに自然界以外の音に敏感か 改めて知る事
 になった・・次装填すら出来なかった・・・・・・・・こういう事を理解している猟人が何人いるだろうか

 不発の原因は 勢子は 藪の中を歩く その為木くず等 機関部へゴミが入る事がある この為
 微妙に ハンマーが落ちる速度に影響してしまったのだ。・・・・・これを機にコンプレッサーを買って
 狩猟後 分解して 掃除している

   


Posted by やまちん at 17:03Comments(0)