2021年03月18日

モロコシ成長 狩猟探訪

モロコシ ハニーショコラという品種です。甘くて、生食が出来、食感も良いです

 一度は、寒さと、石灰窒素が効いていたのか ほぼ全滅し、 次用に準備していた苗を植
え、かなり大きくなってきました・・・・・全部で350本位でしょうか


葡萄もようやく発芽し始め 今日は、紅瑞宝にシャインマスカットを継ぐ事にしました

新しい接ぎ木テープ(メデールテープ)を初めて、使用しました  また、芽がふいてから、
再度接木しようと思います・・・・・50%位活着すれば、良しとします


<狩猟探訪>
 私の幼い頃、私の父は、営林署に勤務しながら、狩猟をやっておりました
 当時は、鹿 狸 狐 ムササビ テンなどの皮を定期的に買いに来る商人がおり、出来
 るだけ皮に傷を付けない為、20番口径位の 小さな口径の単発ボルト 村田銃を使用
 しており、弾は砥石を2つに割った様な物に丸く、削ってあった その中に、鉛を溶かし
 て、作り、 黒色火薬を詰め、紙でできた (送り)を入れ、 弾を入れて、ろうそくを垂らし
 て 弾をつくっていました
 冷蔵庫も普及しておらず、鹿 熊などの肉を醤油で保存し、正月前には、色んな人が、
 肉を買いに来た事を、鮮烈に覚えております

 稜線林道も、他の林道も無く、狩猟に行くに、米と味噌を持ち、ボテイと呼ばれる 背負
 いカゴの上に鉄砲をくくり、3日も4日も出かけていました

 また、アマゴ イワナ釣りも同様で、釣っては、燻製にし、かごが、満タンになり次第帰る
 と言うような、豪快な狩猟 釣りでした

 野町さんという、最後の職業猟師がおりました。また、元藤川には、久保(名前は、忘れ
 ました)・・この久保氏は、大間川 寸又川 奥に入り、1週間位、狩猟をして、数十頭の
 鹿 熊を獲り、数十人の女衆を雇い、肉の背負い出しをしていた。
 久保氏宅には、肉は、豊富にあり、私も、熊肉を買いに、母と行った経験があります

 野町と父は、2人猟を時々しており、何度か出会った事があり、彼の持つ犬が、かなり
 優秀だと聞いています。・・・昔は、犬は、1人前と考え、肉の配分が違ったようです

 山の肉は、山からの授かりものだと良く、話しをし、寺に祀られている「カシワギサン」
 を猟の神様として、山に入る前の日にお神酒を奉げると言うのが、決まりでした

 山の恵みを山神に感謝しても、獲った話 または、獲った場所など、昔の猟師は、口が
 固かった。話せば猟場を教える様なもので、自己の首を絞める・・彼らは,遊びではない

 余談・・・私が小学校4年時、父の村田銃を借り、真鍮薬莢弾3発借り、単独で、近くの
 山で、出かける事が、何回もあった。・・見知らぬキジより小さな鳥が出始め頃だった
 その鳥は、コジュケイだった。帰化鳥が増えて来た頃である・・・
 当時は、銃規制は甘く、警察沙汰になっても、酒1升 警察に届けて、事なきを得た
 
 山の恵みたる 野肉は、食べてこそ、供養であり、銃で命を奪うという行為は、必要で
 あるから! それが、私が狩猟をやる原点である・・・穫れる事もあり、獲れない事もあ
 る。 犬が反撃を受け、受傷する事もある。時として、自分も怪我をする事も無いとは
 言えず、それが猟師なのである。 
 必要以上には、獲らない・・それをやれば、ただの殺戮になる・・だから私は罠はやら
 ない また、罠をやれば、見回りが必須で、狩猟には、熱は入らず、狩猟そのものが
 出来ない・・・罠をやる人は、絶対仲間にはいれないのが、私の狩猟仲間である

 4月4日 若い中間を案内して、アマゴ釣りに行く・・誰も行かない 秘中の場所だ
 若い仲間に、猟師の技、猟師たるを色々、教えられるものなら、全てを伝えたい 



  


Posted by やまちん at 19:02Comments(0)