2022年07月17日

狩猟犬について


<狩猟探防>・・・・・狩猟犬について
 狩猟犬の種類は、狩猟をする 地域 猟隊か単独
 か・・・また、猟隊でも、少人数か 5人以上いるか等
 で、犬の種類さえ変わってくる

 私の様に単独猟が、⒖日位あれば、止め犬の必要性
 が出てくる・・・私は、別に⒖日位 猟隊で狩猟をする
 猟隊が、日曜だけの猟の為、そちらの猟は、遊びで、
 仲間と協猟の為と、完全に分けて考える
 そこには、勢子もいて、F1を中心とした犬もいる

 一般論として、猟隊の人数が、巻狩りに十分な人数が いれば、勢子は、獲物を追い出
 すだけで、あとは、待ち(タツ)にかかれば、事足りる・・・この時の犬は、追い啼きする
 犬を使う事が、大半だと思う・・・・犬が啼く事により、獲物を出した事がはっきり判り、
 「出たぞ」・・無線で知らせる事により、各自の緊張も高まり、それが、猟の醍醐味にも
 なる・・・・ただ、この猟法は、「待ち」にかからなかったり、失射も多く、結果はあまり
 芳しくない事も多い

 啼き犬を使用している猟隊で、私の犬の様な 純日本犬を使用すると、まず成功しない
 理由は、猟人は、犬が、啼けば、耳に心地よく、結果ではなく、確実に追いだしたとい
 う、狩猟の流れが伝わり、その中に 緊張と共に自分が存在している事なのだ

 止め犬の方が、確実に結果は出るのだが、「待ち」にしてみれば、犬の状態も、位置も
 不明・・・獲れなければ、・・・「終わった・・上がって」と無線が入るだけになる
 逆に 優秀な犬が猪を止め、勢子が撃つ・・・「待ち」は、猪を担ぎ出すだけの仕事にな
 る  獲物を撃つという醍醐味は、止めの優秀な犬を使う程、なくなってしまう

 猪を止めると言う 芸当には、2種類ある・・・
1、特に体力のある猪が、犬の来るのを 理解していて、待っている事だ。この時、犬が
 負傷したり、時に死に至る・・・・また、寝屋が深く簡単には、犬が、寝屋突入など出来
 ない状態の時だ                      止めたのではなく、止まったのだ
2、日本犬で、全く、匂い啼きをしない犬が、猪の寝屋に突入して、止めてしまう事だ

 犬が、猪を止める・・猪との距離をみれば、大体解る・・・私の犬で、2m~4m位であり
 ⒑mも離れたら、止めているのではなく、猪が止まっているのだ…その時は、猪は
 逃げる事も、攻撃も自由自在で、かなり、余裕がある状態なのだ
 完全に止めた時は、私が、枯れ竹をバリバリ踏んでも、猪は逃げないものだ

 よく、咬み犬 啼き止め犬と区別する人がいる…確かに、40年?前位、ブルテリf1犬を
 販売していたブリーダーがいた・・・食らい付いたら、雷が鳴っても放さないという犬だっ
 た・・ただ、他の犬との喧嘩が絶えず、他の犬との協猟が不可だった
 普通、日本犬でも、私が数十年飼った中、咬みに行く犬は、いたが、猪が隙を見せたり
 相手が、小さい場合であって、咬みを得意とする犬はいない・・・啼き止めであっても、
 猪が隙を見せれば、咬む事はある・・・基本的には、啼き犬である・・・猪を、私が行くま
 で、止めれば良い話なのだ

 啼き犬と一緒に日本犬を使役すると、まず、日本犬は、駄目犬だと判断されてしまう
 啼き犬が、匂い啼きをし、獲物を先出ししてしまい、日本犬が、獲物を追い出す事すら
 難しく、啼く犬の方に目が行き、犬の性能を見極める事は、至難 また、日本犬は
 洋犬 ミックスに比べ、性能開花が遅い・・・日本犬を十分理解していないと、たとえ
 名犬の血を引いたツルでも、ただの、駄犬にしてしまう

 日本犬は、性格的にも、我が強く、愛玩犬には、向きにくく、飼育は難しいが
 徹底した付き合いをすれば、これほど 頼もしい犬はいないが、
 戦闘的な部分もあり、注意も必要である

 紀州犬猪犬で、止め犬を作出するには、単独でやるしか 出来ないかもしれない
 猟隊で、己1人だけが、勢子をするなら、既存の先導犬に付けて、訓練もできるが
 勢子が1人以上での猟は、皆に信用されている犬から使う
 私の場合は、犬のレベルが 頭1つ、抜き出ている為、そういった心配は皆無だが
 一般的には、啼かない犬を使う事は極めて至難・・・紀州で、追い啼きが入る犬は
 どこかで、別犬の血が混入しているのだろう
 狼でも野生の肉食獣は、決して、匂い啼き、追い啼きはしないものだ

 有害鳥獣駆除での猟では、紀州犬は、間違いなく 向く犬ではない・・理由は
 人数が多い上、集まりが、猟隊とは違い、烏合の衆になる・・また、真剣さも違い
 全員が犬の性格も知らず 啼かない犬を誤射・・または、啼きも無いのに、急に
 獲物が目の前に現れると、不慮の事故を誘発しかねない お祭りみたいな
 和気あいあいの有害駆除には、紀州を使用しない方が賢明でしょう

 静岡県の猟期は。11月1日~翌年3月⒖日(鹿、猪に限る)までです
 士か猪が増え その対策に猟期を伸ばしたのでしょう・・・・・有害駆除助成金の為?
 猪の肉に脂が乗る 11月末~1月末までが、猪猟狙い目で、他の期間は、半分遊び?
 鹿猟です・・・肉は、圧倒的に猪が美味しく、里山の鹿は、最近は、刺し身でも食べない
 奥山の鹿・・・南アルプスから連なる 深南部 2000m峰、黒法師岳から南下し、房子
 山1800m台 1600m台 鋸山 千石平 三つ合 高塚山 そして竜馬岳を縦横に狩
 っていた。寒い場所の鹿は、美味かったが、今は、里山に鹿が、ヌタうっている・・・ん・・
 

 

 
 
 

 
  


Posted by やまちん at 14:38Comments(1)